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【フル記事】火と水の錬金術で宇宙誕生時のオーガズムを体現(2022年8月号)

〜タオとタントラの秘奥〜


性エネルギーを悟りへの手段として用いる二大手法、「タオ」と「タントラ」。アクエリアス時代の女神の潮流に乗りタオとタントラの両方を追求・会得された数少ない日本女性、タリカさんは、性・生・聖を統合することで、すべての女性に眠る女神の資質を開花させています。


「セクシャリティは、宇宙の大部分を構成する聖なる闇であるダークマター。女性の中にある女神性もまた、謎に満ちた神秘の暗闇でまどろんでいます。セクシャリティのワークは、HOW TO SEXや、愛され女になるためのものではなく、人して、女として、男としての魂の成熟や霊的成長を飛躍させるものなのです」と語るタリカさんに、ダークマターの秘密、タオとタントラの奥義について伺いました。


取材・文◎中田真理亜(編集部) 構成◎編集部 イラスト◎ツグヲ・ホン多

 

目 次

 

(一社)タオイストジャパン代表

Tarikaさん

Profile

たりか◎1998年から9年間ヒーリングアルケミーを学んだのち、2005年、タオのマスターである謝明徳(マンタク・チア)老師に師事、タオのシャーマニズムを学ぶ。インドの神秘家OSHO の弟子。イタリア人のタントラの指導者ラダ・ルーリオ氏のもとタントラも学び、心身統合セラピー(BIPS)も修了。2007年より、性・生・聖を統合する「女神の集い・Torilogy 」を日本、イタリア、インドなどで開催。5000人を超える女性たちとダンスや気功、瞑想を行い、心身の健康や霊性を向上させるタオの叡智を広く伝えている。UHT 公認インストラクター・公認チネイザンティーチャー。https://www.taoalchemia.com/

 

『リナのぼうけん わたしのからだ、だいすき』

カタリーナ・シェーン・ホーン、リサ・シャーロット・ソンベルガー、フロー・ザッフェルマイル 著/アンナ・ホーラク 絵/定価:3,300円

「セックスは、ただあるもの。お腹がすいたら食べるのと何ら変わらないんです」とTarikaさん。でも現代は、そんな“当たり前”“無為自然”を見失い、しかも歪んだ情報による刷り込みがなされている時代。なので、本来の在り方に基づいた性教育がとっても大切です。「幸せになるための性教育」を日本で伝え続けて20年のTarikaさんが、オーストリア生まれの可愛くてポップな「性教育の絵本」をこのたび翻訳出版。あるがままの自分を愛することを、大人も子どもも楽しみながら学べます。お求めはhttps://www.bodypositive.jp/まで。

 

タオとタントラは同根で本来シャーマニックなもの


ーータオもタントラも、性エネルギーを使った悟りへの道、と理解していますが、その違いについて、まず歴史的な背景から教えてください。


タリカさん(以下、敬称略) タオもタントラもアジアの伝統で、じつは同ルーツなんです。タオは東アジアの南方の小数民族(現在の中国)、タントラは南アジアのインドで発祥し、その後、おたがいに影響を与えながら土地に合わせて進化していったものなんですよね。


 タオは「道」と書くように、人間が健康状態や霊性を高め、徳を積むためのテクノロジーを伝えるもの。ベースとしては、漢方の食養生、太極拳、気功、瞑想などがあります。タントラでいうアーユルヴェーダやヨガと同じです。


ーータリカさんは「タオシャーマニズム」と表現されますが、タオの原点はシャーマニズムにあるのですか。


タリカ その通りで、本来のタオはすごくシャーマニックなんです。タオの創始者は老子ともいわれますが、それはあとからくっついた哲学で、じつはもっともっと古いものなんですね。無為自然、あるがままを説く生き方や在り方がタオイズムです。


 一方、タオのエクササイズというのは、それ自体が、自分の潜在能力を開発することを目的としたものなんです。たとえば、八卦を使って瞑想したりするのですが、丹(エネルギー、薬)を練っていって、自分の中に小さい真珠を作り、それを第7チャクラから北極星に向かって飛ばすんです。安部清明が式神を使ったのに似ていますよね。



ーーまさに魔法ですね。タオの性技法は「房中術」という精力活性法としても知られていますが、タオではセックスはどのように解釈されているのでしょう?


タリカ 古代のタオイストは、毉術(いじゅつ)(癒しの術)を使うシャーマンで、人が病気になったときにまず「薬で治しますか? それともセックスで治しますか? 」と言ったそうです。膣の中やペニスにも、経絡があるんですね。そこをどうやって刺激していくかというが、タオのプラクティスの中にあるわけです。


 房中術とは、読んで字のごとしで、まさにベッド、布団の中の技法です。いちばんもとになるのは、「小周天」というタオの根本技法で、オーガズムのエネルギーが回る経路を作っていくわけです。ヤブユムという原始仏は、男神と女神が交合した姿でそれを表しています。ヒンドゥー教だと、シヴァと

シャクティの結合した姿になります。


 タオでは、DNAを変容させるような、細胞が震えるような「マルチオーガズム」をめざしますが、女性と男性が本当に自立した存在として、おたがいに女神と男神として尊敬し合っていないと、それは起きないんですね。相手に好かれよう、なんていう感情があると、本当のオーガズムは起こらない。


 タオのプラクティスの中で重要視するのは、嫉妬や怒りなどの感情を浄化すること。自分の友人と彼が仲良くなったことを追求するよりも(笑)、魂の成長やDNAの変容のためのセックスによって、おたがいに高め合う意識であることが大切です。



ーーDNAを変容させるセックスとは、どのようなものでしょうか。


タリカ タオの日常のプラクティスは細胞を振動させるためのもの。そして、二人の準備が整ったときに、それは起こります。

 タオの太極図は、東アジアの神聖幾何学です。宇宙創成の秘密。実際には立体的に動いているもので、回転運動しているんですね。二人の関係性も、惑星の軌道のように、秩序ある絶妙なバランスを保っていることが大切です。



ーー男女のセックスは、それを体現した宇宙の型ということですね。


タリカ そうです。同じ分量の写し鏡で、どちらかの愛が重すぎても上手く回らない。宇宙創成の設計図が一人ひとりの中にもありますが、宇宙創成の瞬間は、陶酔と喜びのオーガズムに満ちていたと思いませんか?


ーーまさに! インフレーション(膨張)のあと、ビッグバン(爆発)、ですからね。私たちは“知っている”んですよね。


タリカ そうそう。宇宙創成の瞬間の記憶が、体の中のどこかにあるんですよね。タオでは、オーガズムが脳のフードだっていうんです。オーガズムの金色のエネルギーで脳を浸して、それをまた丹田に戻していく。


 アルツハイマーも、脳のフードが正しく摂取できないと起こりやすくなると教えられています。脳はブドウ糖で動いていますが、外から入れると糖尿病になる。本物の甘さというのは、内側からのオーガズム(喜び)なんですよね。それが足りないと、甘い物が欲しくなってしまう。

 基本的に、男性は一度射精したら終わりなのに対し、女性は何度でもオーガズムを迎えることが可能です。


ーーそんな女性のことを男性は畏怖し、崇拝が怖れに変わっていったのですね。


タリカ そうです。女性はまさに、宇宙や神への入り口、巫女で、男性は女性なしでは神には触れられない。古代の女神文明の時代には、神殿で女性と交わることで神に出逢うことができた。神殿娼婦というのは、非常に位の高い巫女だったんですね。


 さらに女性は子ども産むし、痛くもないのに血を流し続けるなど、男性にとって謎の存在。それがいつしか怖れに変わり、女性の力を抑圧するための男尊女卑の文明になっていったわけです。

 

女性は骨盤底筋を鍛え男性は射精をコントロール


ーータオでは、具体的にはどんなプラクティスをするのですか。


タリカ 女性は膣の中に翡翠(ひすい)の卵を入れて、骨盤底筋を鍛えます。骨盤底筋はインフィニティ(∞ )の形をしていて、その結び目が会陰です。その会陰の裏には、三重のとぐろを巻いて眠っているシャクティ……蛇にたとえられるクンダリーニがあります。


骨盤底筋を鍛えるのは、まさにクンダリーニを呼び起こすため。そのエネルギーを、体の中心軸である背骨の経路に沿って上昇させて回していくのが小周天です。そうして人間として授かった本当の能力を発現させていくんですね。


 これは、宇宙の永遠の運動の形なんです。太極図や原始仏(ヤブユム)も、それを表したもの。それを人間が体現するための手法が、タオのプラクティスなんですね。

 そのために女性は骨盤底筋を鍛えることが大事で、骨盤底筋がゆるんでいると、エネルギーが漏れて、自分のために使えないんです。会陰のポンプがちゃんと働かないと、第7チャクラ、要は神につながるエネルギーを起こしていくことができない。物理的にも、子宮脱や尿漏れ、臓器下垂や不定愁訴など、エネルギーロスによるあらゆる不調が起こります。


ーー江戸時代まで、日本の女性は骨盤底筋の力で生理の経血を自力でコントロールしていたのですよね。それは、クンダリーニの活性にもなっていたのですね!


タリカ タオでは「女性は生理で、男性は射精でエネルギーを失う」と言います。なので、和式トイレが、自然と骨盤底筋の鍛錬になっていました。ここを鍛えると、感度も体力もすごく高まり、頭にもエネルギーが行くので、思考や直感が冴えわたります。


 一方、男性は、「還精補脳法」といって、射精のコントロールを学びます。射精しなかった精子をエネルギーとして自分の内側に回していくんです。男性は1回の射精で約3億の精子を放出し、その後は意識不明みたいになってしまう。スポーツ選手は試合の前に射精しないように、と教えるコーチもいるほどです。


ーー射精をせずに、エクスタシーを感じる術を会得するという?


タリカ そうです。オーガズムには、谷のオーガズムと山のオーガズムという2種類があって。

 私たちが通常知っている山のオーガズムは、頂上(ピーク)に向かって上がっていくので、到達すると男性は果てるわけですね。女性はそこからが本当のオーガズムの始まりなので、男性にはプラクティスが必須なんですね。


 谷のオーガズムというのは、ずーっとなだらかに、ひと晩中続いていくような長いオーガズムです。

男性のプラクティスで、男性器に何百kgの重りをぶら下げて持ち上げる、なんていうタオイストもいます。肉体的なEDを改善することは、タオでは簡単なんです。男性は勃起などの性的能力が自尊心に直結しているので、大事なことではありますね。

 

女性は閉経後にクンダリーニが覚醒しやすい


ーー男女が交わるセックスによって、私たちにどのような変化が起こるのか、エネルギーやクンダリーニの観点から教えてください。


タリカ 基本として知っておくべきは、男性性は火の性質を持つ不動のエネルギー、女性性は水の性質を持つ流動するエネルギーだということです。誤解されやすいのですが、動くのは女性性のほうなんです。女性は慎ましくおしとやかで、というのは、男性優位の社会が作り上げた刷り込みに過ぎません。


 セックスの体位も、男性が下で支え、女性が上に乗っかって動く、というのが伝統で、座位でも女性が上に座るので、女性のほうが動きやすいわけです。ちなみに、男性が上になる体位は、“宣教師の体位”といわれていますが、男性性優位の社会をよく表していますよね。


 体の構造としては、男性も女性も背骨に沿ってスシュムナーというエネルギー管があり、これは男性性です。このスシュムナーの周りをめぐる2本の螺旋エネルギーのことをシャクティといい、これは女性性の性エネルギーです。クンダリーニともいいます。


 さらに細かくいうと、2本の螺旋の一方がイダという女性性、もう一方がピンガラという男性性のエネルギー。このイダとピンガラは、第5 、第6チャクラで出逢います。そして、第7チャクラで神と出逢う……つまり、悟りですね。タオもタントラも、会陰に眠っているクンダリーニの蛇をスシュムナーに沿って上げていく方法です。



ーー女性は閉経すると、シャクティの力も弱くなるのでしょうか。


タリカ それが、逆なんですよ。女性は更年期に入ると、イダとピンガラ…シャクティが動き出す。更年期障害も、眠った蛇が目覚めるので起こるんです。

 血液を外に漏らさなくなるとシャクティが上がってきて、自分のために全部のパワーを使えるようになると、たとえば、ホットフラッシュになる。顔の周りだけ汗をかいて、頭痛になったり。クンダリーニは火のエネルギーだから、火力が強すぎると火事になることもあるんです。それをちゃんとコントロールできれば、生命力も高まります。


 生理があるときには、卵子と血液、つまり生命のもとを毎月捨てている。古代は生命の神秘は血液にあり、といわれて、知恵の源泉とされていました。

 血を漏らさなくなった老婆というのは大魔女、知恵の宝庫なわけです。それを男性は怖れ、だから魔女狩りも老婆から行なわれたんです。

 生殖するという生物としてのミッションを終えると、真の霊性修行が始まります。メディスンウーマンとしての修行も、子育てが終わって閉経してから、という伝統があります。また、セックスしても子どもができないので、霊的成長のためにじっくり取り組めますよね。

 

 もちろん、肉体としては土に還るフェーズに入り、生命を束ねている女性ホルモンが失われるとあちこちガタが来るので、体の面倒を見なくてはいけませんけれど。





原始仏(ヤブユム)・太極図・骨盤底筋の構造はすべて同じ

宇宙の永遠の運動の形を表した太極図を、男神と女神で表したものが原始仏(ヤブユム)。骨盤底筋も、その原理が形になっている。タオでは、それを人間が体現することを目的としている。

 

火と水の錬金術で第三のものへと昇華する


ーーシャクティは女性性のエネルギーで水の性質なのに、クンダリーニは火のエネルギーということをもう少しわかりやすく教えてください。


タリカ 神への真っすぐな不動の道、シヴァ(男性性)を、ポンプのようにエネルギーとして動かして

いくのが、イダとピンガラから成るシャクティ(女性性)の力。このシャクティは、女性性ですが、水ではなく、火のエネルギーなんです。


 ここが難しいところなんですが、シャクティ=クンダリーニは、「火の性質を持った女性性のエネル

ギー」といえるかもしれません。つまり、火の中に水があるという。実際、シャクティをイダとピンガラに分解すれば、それは水と火になります。

 火と水という相反する二つの性質のものが混ざり合って第三のものである蒸気に昇華するのが、錬金術の基本形です。


 火と水は分かち難く、全体性の一部であって、地球を構成する欠かせない要素です。この火(男性性)と女性性(水)の結合が聖なる結婚「ヒエロスガモス」といわれるもので、肉体を持ったまま、宇宙意識との一体性を成し遂げるのですね。本当にいいセックスをすると、火と水の錬金術によって、体が発光するそうですよ。



タオの秘密を図解とともに一般公開したマスターチア


ーーそもそも、タリカさんがタオを学ぼうと思ったきっかけは?


タリカ チネイザン(気内臓療法)というお腹のマッサージを習うために、タイ北部にあるタオガーデンを訪れたことがきっかけです。当時、尿漏れや過敏性腸症候群に悩んでいて、それを治したくて。

 そのとき、大きなものもらいもできていたんですね。それで、ガーデン内のドクターに診てもらったとき、ココナッツジュースで洗いなさい、とかいろいろ言われたんですが、徐(おもむろ)に「で、あなたのセックスライフは? 」「せめて、マスターベーションはしているでしょうね? 」と聞かれて……。


 当時はシングルマザーで、尼のように男性と縁のない生活をしていたので、何て答えていいか、しどろもどろ(笑)。「日本人はまじめ過ぎるから、こうやって体の不調を起こすんだ。エネルギーの解放をしてそれを高めていく方法を学ばなければいけない」と滾々と諭されたんです。


 タオガーデンには、西洋のセクソロジスト(大学で学位を取った性教育の専門家)たちも学びに来ていて、性に対する意識のあまりのギャップに面食らいました。



ーー タオのマスターとして知られるタリカさんの師匠、マンタク・チア氏は、どんなお方なのですか。

タリカ マスターチアの功績は、何千年も秘密にされてきたものを、西洋人にもわかるように解剖学的な図解を入れて初めて公表した、ということです。

 タオのエクササイズやプラクティスはすべて、性エネルギーがベースになっていますが、多くの人が取り組みやすいように現代的なアレンジもされています。上級のプラクティスになるほど、深いスピリチュアリティそのものになっていきます。


 マスターチアは、80歳近くになるいまでも現役で、元気ですよ。コロナ下でも、世界中のインストラクターを食べさせるための新たな講座を開発したりして。セックスをプラクティスしている人は、現実を生きる力がしっかりあるんですよね。


 ちなみに、チネイザンも、師から弟子へ受け継がれてきた伝統ある手法で、マスターチアがセラピーとして一般化しました。チネイザンには、カルサイネイザンという、とてもパワフルな生殖器のセラピーもあるんです。それは素晴らしいもので、大抵は女性が女性に行ないます。資格制になっていて、私も習いました。

 これを他者にセラピーとして行うには、セクシャルプラクティスをしっかり積んで、人格的にも高まることが必須です。



ーータオを学ばれたあと、タントラの師にもついて学ばれたのは、さらに深く掘り下げるため?


タリカ その2つは、私の人生の中にほぼ同時期に入ってきた感じでした。タントラで私が師事したのは、OSHOの教えの直系であるラダというイタリア人です。

 

2つの最大の違いは、タントラは最初から男女で行なうのに対し、タオでは、女性は女性を、男性は男性を教え、まずは同性どうしで理解をする点です。

 そして双方とも、大事なのはテクニックではなくーーセックスは、体の本能に任せておけば、体が勝手に何かやりますのでーーエゴを抜けてどう愛の本質と全体性に進んでいくのか、というところです。クンダリーニの蛇は上昇もしますが、下降もするので、自分を律しないと難しいですね。


 タントラの開祖であるサラハは、王様だったのですが、ブッダと同じように、王様の地位をすべて捨てて、矢を作る矢作(やはぎ)の女からタントラを学んだそうです。古代のタントラは、生と死の接点である墓場や死体焼き場が修行の場でした。

自分の体に性エネルギーをめぐらせる小周天ができるようになると、 おたがいの体に性エネルギーをめぐらせ与え合うセックスになる。


ーーそれだけ聞くと、狂気と紙一重ですね。ハイリスクハイリターン…


タリカ 本当に。インドではそこら中で死体を焼いていますが、人間の生死を超え、肉体を超えて純粋な意識に入っていくことが最大のテーマ。その意識はエクスタシーで、それを肉体で感じるのがセックスなんです。


 癒しの技も魔術もセックスも、白く使うか黒く使うかは、その人の霊性次第で、まさに綱渡りのような細い道を、右にも左にも落ちずに、真ん中ーーブッダでいえば中道を歩き続けるためのプラクティスが、タオでありタントラです。


 とはいえ、セックスは大事なものだからと、あまりにも祀り上げて難しくしてしまうと、失敗を許さないメンタリティが入ってきて、すごく大事なものを逃してしまう。人間は失敗から学ぶために生まれてきたようなもので、経験からしか学べませんから。



恥や罪悪感が剥がれ落ち魂の自由度と存在感が増す


ーータリカさんのワークショップでは、具体的にどんなことを? また、その後の心身や意識、人生はどのように変化する人が多いですか。


タリカ タオの技法とOSHOの瞑想に、心身統合療法(バイオシンセシス)のエッセンスを取り入れています。グループで3泊4日の合宿などもしますが、皆さん、体も心も健康になり、その若返りぶりったるや、半端ではありません。


 その後、新しいパートナーが見つかった、ということもよく聞きますが、いちばん大きな変容は、自由と全体性の獲得かもしれません。私たちの意識を制限する大きな要因は、恥や罪悪感です。そういうものがまず剥がれていくので、ホントに軽くなりますね。

 そして、自分の存在感が増してBEが変わるんです。その人の本当の姿が現れてくる。それこそタオですから、どんな自分でもいいわけで。何でもあり。無為自然です。



ーー地球人も進化すると中性的になっていくそうですが、この先、セックスはどうなると思われますか。

タリカ たしかに世の中はジェンダレス化が進んでいて、最近の若い子はセックスしない傾向があります。NHKで、DNA的にも中性化が進んでいるという番組をやっていました。

 でも、創造の根源システムはなくならないし、変わらないと思います。イエスを生んだマリアも、処女懐胎といわれていますが、夫のヨセフとともに、当時のエッセネ派(ユダヤ教の一派)の修行で自らを純化し、特別な子を授かるために準備してきた。人間にとって最も難しい感情の浄化を成し遂げ、悟りを達成した暁に、イエスを授かったわけです。


 神さまは、人間があまりにもエゴに満ちているから、いちばん大事なものを人間に見つからないところ……人間の中に隠した。それが、会陰に眠っている蛇で、セックスに最大の秘密が隠されているわけです。

 地球も千年経ったらわかりませんが、いちばん大事なのは、いまこの現実にいるということ。いま何を学びにこの地球に来ているのか。セックスはその最たるものだと思います。

 
クンダリーニの覚醒・上昇


おうちでできる骨盤底筋トレーニング
  1. マットやタオルを敷き、仰向けの状態で寝ます。

  2. 膝と膝を付けて押し付けるようにし、おしりは床につけたまま腰だけを浮かせます。背中側からゆっくり腰を下ろします。

  3. 次は、膝頭と足を付けたまま、足を床から10cmほど浮かせ、ゆっくり降ろします。

*2 、3の動作を、続けて10回くり返しましょう。

 

T a ri kaさんが伝授

オーガズムのエネルギーをめぐらせる“ 道筋( 小周天)”を作る

卵巣( 睾丸)呼吸


女性の生命エネルギーは、多くが卵巣に蓄えられています。卵巣は“陽”の臓器。温かい陽のエネルギーで体を満たし、オーガズムのエネルギーが各臓器に行きわたるような“道筋”を作るのがこの呼吸法。それは、宇宙に通じるセックスへの準備となります。

膣や外性器をそれほど意識した経験がない方は、最初はうまくいかないかもしれません。ですが、何度も練習していくうちに、必ずこのエネルギーを感じられるようになります。「気」は、マインドに従って動くので、「卵巣呼吸」を行うことでたくさん蓄えることができ、自在に動かせるようになっていくでしょう。男性は、「卵巣」を「睾丸“陰”の臓器」に置き換えてトライしてみてください。(タリカさん)



やり方

楽な姿勢で行います。椅子でも座位でも構いません。椅子に座る場合は、膣の入り口を感じられるように浅く腰かけてください。男性は膝をゆるめて立ちます。


  1. 両手の親指をへそに置き、両手の人差し指を合わせた形で下向きの▼を作ると、小指の位置に卵巣があります。卵巣をある場所を、温かさを感じるまで擦りましょう。男性は睾丸をマッサージして、睾丸を軽く下から上に向かって叩きます。

  2. 卵巣を意識し、卵巣に向かって息を吸い込みます。舌は、前歯の裏側に軽く当てておきましょう。男性は睾丸に向かって呼吸します。

  3. 膣の入り口を、蕾から花びらが開くようなイメージで優しく締めたり、開いたりしてください。甘く優しいエネルギー「気」を感じてきたら、軽く息を吸いながら膣を締め、その状態で息を止めて、卵巣、膣、クリトリス、そして会陰へと流れるエネルギーを感じてみます。男性は肛門を閉じたり開いたりするように、クールな気を呼吸します。

  4. 膣の入り口をポンプのように収縮し続け、気を尾骨に向かって吸い上げるように移動させ、仙

  5. 仙骨に上昇させた気が、脊椎に向かって入っていくようにイメージします。

  6. 息を吸うと、この甘い気は仙骨から脊椎へ、胃の後ろ( 太陽神経叢の裏側)から頸椎( 首の後

この流れを9回、または18回くり返してみましょう。最後はこの気を丹田に集め、蓄えて終了します。













 

この記事は月刊アネモネ2022年8月号に

掲載されています。

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