「ベット死者の書」という聖典の名を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。死の瞬間から次の世界へ行くまでのいわゆる「四十九日」のことを、「中有 」や「中院」、チベットでは「バルドゥ」といいますが、「チベット死者の書」は、その間にどんなことが展開されるのかを詳らかに描写して死者に進むべき道を示した指南書。
およそ3万年にわたって蓄積された膨大な「死のデータ」から編まれた、まさに人類の至宝ともいえる珠玉の古典です。特集の最初は、この「チベット死者の書」のエッセンスを、イラストとともにダイジェスト版で追っていきます。
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